〜ロンドン演劇誌をはじめ、国内のメディアで絶賛の話題作〜

 本作品は、『夢のタイムリミット』『プリマ・ドンナ』『夢があるから!』(平成12年度文化庁移動芸術祭選定作品)等、オリジナル・ミュージカルを創り続けてきたスイセイ・ミュージカルが、自信を持ってお贈りする感動作です。

 昨今、ニュースなどでも若者達の犯罪が何度となく報道され、命の価値を軽視する悲惨な話題が後を絶ちません。その事件の残忍さは、耳をふさぎたくなるものばかりであり、しかもその事件の犠牲となる被害者は、親や友人などから、単なる通りすがりの人物、高齢者から乳幼児など、無差別な犯行が多く見られます。一体、それらの原因となっているものとは何なのでしょうか。

 数年前までは想像も出来ないほどに我々の身の回りには情報が氾濫し、コミュニケーションの多様化が進み、マニュアル化されています。それらは全て、私たちの生活の便利さを追求した結果でありながらも、個人主体の考え方や、偏った情報のみしか得ることが出来なくなってしまうといった、マイナスの結果も私たちにもたらしています。

 そのため、人と人との触れ合いや、心の交流といったコミュニケーションから生まれる<人間らしさ>や<優しさ><思いやり>といった、人として必要な感情が、現在の生活では欠如され易く、そのこと自体も軽視されがちとなっています。

 この物語は、ある高校教師と、彼の元教え子であり、それぞれの理由により高校を中退せざるを得なかった若者達、そして生きることへ執着を感じながらも事故で幽霊となってしまった女優を中心に展開します。若者達は、それぞれの人生の中で必死に生きようとしながらも、挫折や失望を味わい、生きる希望や目的さえ見失いかけています。それはまさに、現在の若者達の象徴です。それとは対照的に、命を失いながらも生きることへの執念から幽霊となって現れる一人の女優。そんな彼らに歩み寄り、温かく手を差し伸べる教師や周りの大人達の姿を通し、生きることの素晴らしさ、人に対する思いやりや愛情の大切さを、御覧いただく方々にお贈りできればと考えています。

 スイセイ・ミュージカルが自信を持ってお贈りする、感動のヒューマン・ストーリーです。