Meet in Beijingは中華人民共和国文化部のもと、中国対外演出公司(CPAA:チャイナ・パフォーマンス・アーツ・エージェンシー)の運営によって開催される国際的な文化・芸術の祭典です。これまでの数年で中国文化部によって‘96中国国際交響楽年(’96China International Symphony Year)』、『’97中国国際オペラ・バレエ年(’97China International Opera and Ballet Year)』など、毎年、洗練された文化・芸術の祭典を成功させてきました。そしてそれらの実績を基に2000年に第一回 Meet in Beijing 2000’を開催し、中国内外にその実績を高く評価され、文化・芸術の国際交流はもちろん、世界的レベルでの芸術への庇護とその発展に大きく貢献することとなりました。
この Meet in Beijing 2000’開催の際はヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジアなど24カ国38団体もの芸術団体が招聘され、15劇場と5つの会場にて、111もの公演が行われました。また、演劇・オペラ・音楽などの舞台芸術のみならず、中国国際美術館(China National Art Gallery)をはじめとした4つの美術館にて、6つの大きな博覧会を同時期に開催し、計100,000名もの動員を記録しました。これらの催しには、江沢民主席をはじめ、海外からもインドのナラヤナン大統領、デンマークのラスムセン首相らも出席しました。
またMeet in Beijingに招聘された芸術団体は、北京市内の公演のみならず、中国国内24ヶ所を巡り110回もの公演を実施、およそ130,000名もの観客動員を記録するなど、正に中国による国家的大芸術祭となったのです。
この祭典は毎年開催されることになり日本から和泉元彌(狂言師・2000年)、鼓童(和太鼓演奏2001年)、野村万作・野村万斎(狂言師・2001年)、花柳千代・花柳太郎(日本舞踊2001年)、団伊久麿(作曲家・指揮者2001年)など日本文化・芸術を代表する人々が参加しています。
◆中国対外演出公司(CPAA:China performance Arts Agency)
中国政府機関であり、国家文化部のもと中国国内最大の国際的芸術機関。欧米、アジアなどにも拠点を置き、40年以上活動している。海外140カ国以上の国々と、中国芸術団体・芸術家の橋渡し役を担う。毎年50カ国以上の国々に対し100近い芸術団体、芸術家を送り出し、その文化・芸術を広げる重要な組織となっている。
また、 Meet in Beijingのように、海外の優れた文化・芸術を広く国内に紹介する招聘活動も盛んに行い、中国の国際文化交流の要といえる。そのうちの1つがプッチーニのイタリアオペラ『トゥーランドット』の北京紫禁城での公演。巨匠ズービン・メータの指揮によるこの公演は世界的に大いに称賛される。
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