3月30日(水)
焼きたてせんべい”雷神堂”〜吉井維〜
香ばしい良い香りに包まれ立ち止まると、様々な種類のおせんべいが目に留まる 。店内にはびっしりとおせんべいが並んでいて、奧にはレジ、その手前には丁度外か らも 見える形で、香りの発信源の焼き窯がある。 ここは手焼きせんべいの店、“雷神堂”稲田堤店。
巣鴨に本店(03-3576-8558)があり、観光地に多く店を構えている。チェーン店だが店自体はそれぞれの地域に密着していて、名物をいかした味や形のおせんべいが並んだり、お客さんの声で新しいおせんべいも次々登場する。
この店では手作りせんべいも人気だ。様々な大きさ、形のおせんべいに、砂糖と酢、 卵白を混ぜたもので絵や文字を書いてもらえる。誕生日や結婚式、バレンタイン等にも利用するお客さんが多い。 店長小塚智恵子さんの夫、健夫さんが目の前でおせんべいを焼いてくれた。
焼く前の白い生地は米の産地山形県で作られたもの。この生地の乾き加減によっても焼き具合が変わってくる。 網に生地をのせて、しばらくすると、もう焼き色がついている。焦げない様に何 度か 裏返して平らに焼きあげていく。 注文が殺到する日は、朝から晩まで焼き続ける。当然、焼いている間は立ちっ放しで、その場を離れる事ができない。「体力がないとできないね!」と笑顔の健夫さん。
お客さんが来ると「いらっしゃい!これ食べてみて、焼きたて。」と、まだ温かいおせんべいを持って出ていく。お客さんも「これは何?」「こういうのはないかしら?」と話をしながらおせんべい選びを楽しんでいる。お店の外は人通りも多く賑やかだが、このお店の中はゆったりと時間が流れている様に感じられた。
おっと、大事なお味の事を忘れていた。 私はこの日、ぬれせんべい(しっとりしていて薄い餅の様なおせんべい)の青じそと、さっくりチーズ味のおかきの様なおせんべいを買い、素焼きせんべい(生地に味をつけず、そのまま焼いただけのもの)と醤油せんべいの二度漬けしたものを味 見さ せて頂いた。それぞれ見た目も味も違うのだが、共通していたのは香ばしい香りが何 とも言えないという事と、一度食べたらもう一度味わってみたくなる事だ。
まだ 一部 のおせんべいしか試していないが、全部試してみたくなってしまった。 次は是非手作りせんべいに文字を入れてもらって、誕生日プレゼントにしようかなとか、素焼きせんべいにマヨネーズを付けて食べたらおいしかったと言う外国人がいた らしいので試してみようかなとか、ぬれせんべいは味が何種類もあるから、食べ 比べ するのも楽しそうだなとか、考えていたら幸せな気持ちになった。
こんな幸せな気持ちを呼んだ“雷神堂”稲田堤店(044-944-6749)は、JR南武線 稲田堤駅から徒歩1分、京王線稲田堤駅から徒歩5分の場所(JRと京王線の乗換えの一番近道となる商店街のJR側入口付近)にある。 どうしてもここは遠いという方、関東を中心に栃木、群馬、長野辺りまでお店が出ている様なので、機会があったら是非寄ってみて欲しい。それでも遠い方、電話注文や宅配便等も受け付ているらしいので是非お試しあれ。
それでは、健夫さん、智恵子さん、お店の皆さん、近いうちにまた伺いますね!
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